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6種の基本スパイスでカレーが作れる?それぞれの特徴や役割をご紹介

カレーに使うスパイス

 

スパイスから作る本格カレーに挑戦してみたくても、なんとなく難しそう…とハードルを高く感じてしまいますよね。しかし、6種のスパイスを揃えてポイントを押さえれば、スパイカレー初心者の方でも本格的なカレーを手軽にお作りいただけます。

 

そこで今回は、カレー作りに使う基本のスパイスについて徹底解説します。記事の後半には、簡単チキンカレーのレシピも載せているので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

この記事を読むための時間:5分

基本のスパイス6種でスパイスカレーを作れる

カレー作りにおける基本スパイスは、クミンシード、ターメリックパウダー、チリペッパー、コリアンダー、クミンパウダー、ガラムマサラの6種類です。これらはカレーのベースとなるスパイスで、和食で例えると、醤油や、みりん、酒、砂糖のようなものにあたり、スパイスの特徴さえ覚えておけば誰でも簡単にカレーを作れます。スパイスの役割をマスターすれば、自分好みのアレンジも楽しめるのでおすすめです。

基本スパイス6種の特徴と役割

ここからは、基本スパイス6種類の特徴と役割、主な効能などを解説します。

クミンシード

クミンシードは、クミンの種のことを指します。長さ5ミリ程度の縦長の形で、ほんのり苦味がかったスパイシーな香りが特徴です。スパイスからカレーを作る際は、最初にクミンシードを油で炒め、油にクミンの香りを移します。スパイスカレー以外にも、揚げ物の香り付けや炒め物の風味付けに使用されます。

 

クミンには、ストレスや疲労を緩和したり、緊張を落ちつかせてくれたりする効能があります。また、整腸作用も期待できるため、料理に入れることで食後の消化を促進して身体の調子を整えてくれます。

クミンパウダー

クミンシードを粉末状に加工したものをクミンパウダーと呼びます。クミンシードは油でじっくりと炒める必要がありますが、クミンパウダーは粉状なので、完成した料理に振りかけたり食材の臭みを消すのに使ったりなど、より手軽に活用できるでしょう。クミンシードよりも香りや風味は弱めですが、カレーに加えることで奥深い味わいを楽しめます。

ターメリックパウダー

カレーの黄色っぽい色は、ターメリックパウダーによるものです。ターメリックパウダー自体に味はほとんどありませんが、十分に火を通さないと粉っぽくなりやすく苦味を感じることもあるため、しっかりと炒めてください。ターメリックには抗菌作用があるため、食中毒予防に役立ちます。

 

ターメリックは、予防医学としての効果が高く、命のスパイスとも呼ばれています。主な効能として、肝臓機能の向上や生活習慣病の予防が挙げられます。また、脂肪細胞の増加を抑える作用も認められているため、ダイエット効果も期待できるでしょう。

チリペッパー(カイエンペッパー)

チリペッパーは、カイエンペッパーやレッドペッパーとも呼ばれ、唐辛子を粉末状にしたものです。チリパウダーをカレーに入れすぎて辛くなると元に戻す方法がないため、少しずつ慎重に追加します。完成したカレーにチリペッパーを追加することもできるので、最初は少なめの量を入れましょう。

 

チリペッパーは、ビタミンAとビタミンCを豊富に含んでおり、疲労回復効果や発汗作用、消化促進作用などが認められています。適度に摂取することで、夏バテ防止や代謝促進に効果がありますが、食べ過ぎると胃腸が荒れてしまう危険性があるため、適切な量を守ってください。

コリアンダー

コリアンダーは、パクチーの種を粉末状にしたスパイスです。生のパクチーのような独特な匂いはなく、爽やかな風味を楽しめます。コリアンダーはクミンパウダーと組み合わせて使用することが多く、この2つをカレーに入れることで、味に奥深さがプラスされます。

 

コリアンダーには、血糖値の上昇を抑制する作用があり、糖尿病の予防が期待できます。また、LDLコレステロールの低下にも役立つため、生活習慣病の予防効果も期待できるでしょう。また、コリアンダーには抗酸化作用を持つ成分がいくつも含まれているため、身体の内側からきれいになりたい方や、若々しさを保ちたい方にもおすすめです。

ガラムマサラ

ガラムマサラは、日本でもよく知られているミックススパイスで、さまざまなスパイスを調合したものです。ガラムマサラを入れても味が大きく変化するわけではありませんが、風味が格段にアップします。

 

ガラムマサラを作るに何のスパイスをどのぐらい混ぜるというルールはありません。インドでは、各家庭ごとにガラムマサラのレシピが異なり、日本でいうおふくろの味のようなものだそうです。そのため、配合されているスパイスによって効果効能は異なります。

カレーベースの作り方

スパイスから作ったチキンカレー

 

カレーベースを作っておけば、具材をアレンジするだけで、いつでも美味しいオリジナルカレーが作れます。ここからは、カレーベースの作り方を見ていきましょう。

材料(6食分)

カレーベースを作る材料は以下の通りです。

 

・スライス玉ねぎ…1玉分

・すりおろしニンニク…大さじ1

・すりおろし生姜…大さじ1/2

・みじん切りにしたパクチー…大さじ2

・カットトマト…200g

・プレーンヨーグルト…200g

・塩…小さじ1強

・サラダオイル…大さじ3

・水…200cc

・クミンシード

・ガラムマサラ

 

(スパイスA)

・ターメリック…小さじ1/4

・チリペッパー…小さじ1(好みの辛さに合わせて調節)

・コリアンダー…小さじ2

・クミンパウダー…小さじ1

作り方

  1. 鍋に油をしき、クミンシードを投入したら、弱火〜中火の弱目の火力でじっくりと加熱します。クミンの香りがたったら、玉ねぎを加えて飴色になるまで炒めましょう。
  2. 一度弱火にしたら、すりおろしにんにくと生姜を入れてよく混ぜましょう。
  3. しっかり戻ったら、みじん切りにしたパクチーとトマトを加えて、軽くかき混ぜます。さらにヨーグルトも加えて、混ぜ合わせながら1分ほど加熱してください。
  4. 全体に火が通ったら、水、塩、(スパイスA)をすべて鍋に投入します。中火で沸騰させ、全体をよく混ぜましょう。
  5. とろみが付いて油が分離するようになったら、仕上げにガラムマサラを加えて煮立たせ完成です。

カレーベースを使ったチキンカレーの作り方

ここからは、先ほどご紹介したカレーベースを使用したチキンカレーの作り方を解説します。カレーベースがあれば、いつでも手軽にお作りいただけるので、ぜひ挑戦してみてください。

材料(3人前)

  • カレーベース…500g
  • 食べやすくカットした鶏もも肉…400g
  • カットしたフレッシュトマト…小さめ1個
  • パクチー…大さじ1
  • ガラムマサラ…小さじ1

作り方

  1. 鍋やフライパンで、カレーベースを温めます。鍋底が焦げ付かないように、中火または弱火で熱してください。
  2. カレーベースが煮立ってきたら、鶏もも肉を入れて火を通します。この時、カレーベースがしっかり温まる前に鶏肉を入れてしまうと、鶏の臭みが出るため注意してください。
  3. 全体をかき混ぜたら、蓋をして弱火で煮込みます。鶏もも肉から肉汁が出るので水分は不要ですが、焦げ付きそうな場合には水を加えてください。
  4. 鶏もも肉に火が通ったら、フレッシュトマトを加えましょう。爽やかな風味とトマトの旨みがプラスされます。
  5. ガラムマサラを加えて、よく混ぜます。
  6. 火を止めてから、パクチーの葉を混ぜ込めば完成です。

基本スパイスがあれば、手軽にカレーが作れる

本記事では、カレー作りに使う基本のスパイスについて徹底解説しました。6種類の基本スパイスがあれば、お好みの具材と組み合わせて美味しいカレーをいつでもお作りいただけます。また、カレーベースを作り置きしておくことで、さらに手軽にスパイスカレーをお楽しみいただけるでしょう。

 

ぜひ今回ご紹介したカレーベースとチキンカレーの作り方を参考にしていただき、スパイスカレー作りにチャレンジしてみてください。

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本格手作りカレー専門店 | マハール

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【マハール】では、長年守り続けた製法で作り上げた本格的手作りカレーを販売しております。厳選した食材を長時間にわたって煮込んでおり、香りが高く、まろやかな中に辛さを潜ませた、チルドの本物の旨味を楽しめるこだわりの逸品。高級レストランの味をご自宅で体験できるので、ちょっと贅沢をしたいとき、おもてなしをしたいときにおすすめ。

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