スープカレーは北海道発祥って本当?誕生秘話や歴史をご紹介
2000年代に、大ブームを巻き起こした「スープカレー」ですが、いつどこで誕生したのかをご存知ですか?いつの間にか馴染み深い食べ物になっていた…と感じる方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、スープカレーの特徴や誕生秘話について解説します。スープカレーの魅力をとことんご紹介するので、カレー好きの方はぜひ最後までチェックしてみてください。
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目次
北海道名物「スープカレー」とは?
スープカレーとは、1970年代に開発されて2000年頃に日本中でブームを巻き起こした、北海道の郷土料理です。さらさらとした食感のスープに大きめの具材が入っている点と、スープカレーとは別盛りにされたご飯が、通常のカレーと異なります。
スープカレーが開発された当初こそ、北海道以外ではなかなか食べられないカレーでしたが、あまりの人気から現在ではメジャーな食べ物となっており、全国各地にスープカレーの人気専門店が存在します。
スープカレーの特徴
ここからは、スープカレーの特徴を詳しく見ていきましょう。
出汁が効いている
スープカレーの大きな特徴の1つに、具材の出汁が効いているという点が挙げられます。骨付きの鶏肉や魚介類、さまざまな野菜の出汁がたくさんのスパイスと調和して、コクと旨味を生み出します。特に有名店は、スープのコクと旨味にこだわっているところが多いようです。
カレーと野菜は別で調理する
普通のカレーは、カレーと野菜を一緒に煮込むのが一般的ですが、スープカレーの場合は、煮込んだスープに素揚げした野菜をトッピングするスタイルをとっています。
具材が大きめ
スープカレーをひと目見たときに印象的なのが、大胆にカットされた大きめの具材です。日本で主に食べられているカレーはドロッとしているため、保温性が高くなかなか温度が下がりませんが、スープカレーはとてもサラサラとしているため、すぐに冷めてしまいます。具材とスープがすぐに冷めないように、大きめの肉や野菜を乗せて保温性を高めているのです。
スープカレーの発祥
スープカレーは、1970年代に北海道札幌市にあるアジャンタという喫茶店で生まれました。当初は、スープカレーという名称ではなく、「薬膳カリィ」と呼ばれるメニューだったといわれています。当初、薬膳カリィには具材が入っておらず、チキンレッグで出汁をとったスープとご飯のみのシンプルなメニューでした。
ある日、お店のお客さんから「出汁を取った鶏肉を捨てるのであれば、スープの中に入れて欲しい」とリクエストがあり、出汁を取った後のチキンレッグを具材として入れるようになりました。さらに、ピーマンやニンジンなどの野菜を入れるようになり、現在知られているスープカレーの形に進化したのです。
スープカレーが広まった経緯
スープカレーの誕生した1970年〜1980年代頃、このときはまだ「スープカレー」という名称ではなく、スリランカカレーや薬膳カリィと呼ばれていました。全国に大きく広がることもなく、北海道札幌市でひっそりと楽しまれていたスープカレーですが、1993年に大きな転機を迎えます。
1993年に「マジックスパイス札幌本店」がオープンして、このメニューにスープカレーという名前をつけると一躍ブームになり、札幌市内のスープカレー店が急増しました。さらに2003年に、横浜で開催された「横濱カレーミュージアム」と呼ばれるイベントに出店したところ、これまでになかった斬新な味わいが評判を呼び、全国に広く知られるようになったのです。
スープカレーは北海道自慢の郷土料理
本記事では、スープカレーの特徴や誕生秘話について解説しました。北海道札幌市で生まれたスープカレーですが、開発された当初とはずいぶんレシピが変わっています。さまざまな試行錯誤を重ねた上で今のスープカレーに到達したと考えると、より味わい深く食べられそうです。スープカレーを召し上がる機会があれば、ぜひ今回ご紹介した内容を思い出し、スープカレーの歴史に思いを馳せてみてください。
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