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色付けに使われるスパイスの種類と使い方とは?コツや注意点も解説

色付けに使われるスパイス(ウコン)

 

色鮮やかな料理は、見ているだけでも食欲が湧いてくるもの。料理は味や香りだけでなく、色も重要な要素です。料理の色をより鮮やかにするには、色付け用のスパイスが役立ちます。本記事では色付けに使われるスパイスの種類と使い方を解説します。

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色付けに使われるスパイス

色付けに使われる主なスパイスには以下が挙げられます。

 

  • ターメリック
  • サフラン
  • パプリカ
  • クチナシ
  • パセリ

 

ターメリック

日本ではウコンと呼ばれるターメリックは鮮やかな黄色のスパイスで、少々の土臭さとほろ苦い風味があります。カレーの色付けとして欠かせない存在で、他にも野菜や卵、油を使う料理との相性が良いため、オムレツや揚げものの衣に使うと鮮やかな色合いで食卓に彩りを添えられます。

サフラン

サフランはアヤメ科の植物で、美しい紫色の花弁に鮮やかな赤色の雌しべと黄色い雄しべが特徴です。スパイスとして使われるのは雌しべのみで、1つの花から3本しか取れず、また手摘みで収穫をするため非常に高価なスパイスとしても有名です。スパイスとしてのサフランは赤褐色ですが、水に浸すと黄色成分であるクロシンが滲み出て明るい黄色に染めます。

パプリカ

パプリカは鮮やかな赤色が特徴のスパイスです。唐辛子の変種ですが、辛味はありません。スーパーの野菜売り場で売られているパプリカがありますが、スパイスのパプリカとは別種です。

 

スパイスのパプリカは肉の煮込み料理や米、野菜料理などに幅広く使われます。特にポテトサラダやグラタンなど淡い色合いの料理にパプリカパウダーを振りかけると、鮮やかな赤色が全体を引き締めながら彩りを添えられるのでおすすめです。

クチナシ

クチナシは庭木として植えられることも多いアカネ科の植物で、白い花と甘く強い香りが特徴です。スパイスとして使われるのは種子で、水に浸けると鮮やかな黄色が滲み出ます。日本では古くからきんとんやたくあんなどの料理の他、布や工芸品の染料としても使われてきました。

パセリ

パセリは日本では昔から洋食料理の飾りとして使われてきたスパイス・ハーブです。緑色の葉と爽やかな香り、ほろ苦い風味が特徴です。日本では葉が縮れたような形状をしているカールリーフが一般的ですが、最近では葉がフラットなイタリアンパセリも人気が出てきています。パセリはフレッシュ、ドライのどちらも鮮やかな緑色で料理に彩りを添えられます。

スパイスで色付けするコツと注意点

スパイスで料理に色付けをする際に、より鮮やかな色を引き出すためのコツと注意点について解説します。

水溶性のスパイスは液体と使う

サフラン・クチナシなどに含まれる色味成分は水溶性です。そのため、これらのスパイスで色付けをする際は、水や酒などの液体と一緒に使うようにしましょう。

油溶性タイプは下ごしらえ・初期段階で使う

油溶性タイプのターメリックやパプリカは、油にはよく溶けますが水には溶けないため、油と一緒に調理する必要があります。また、ターメリックの独特の土臭さは加熱することで緩和できるため、油溶性タイプのスパイスは必ず調理の下ごしらえや初期段階で入れるようにしましょう。

分量は色が付く必要最低限に止める

色付けにスパイスを使う際、多く入れるだけ鮮やかな色になると思われがちです。しかし、色付け用のスパイスを必要以上に入れてしまうとスパイスの風味が料理の邪魔になってしまうことがあるので注意が必要です。色付けスパイスは、色が付く最低限の量で止めるようにしましょう。

色付けスパイスで料理に彩りを加えよう

料理を鮮やかに彩ってくれる色付けスパイスには、水溶性や油溶性、火を通さないと土臭さが残るなどの特性があります。色付けスパイスを使う際は、色だけでなく特徴をよく知った上で効果的に使いましょう。

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