あらゆる料理に合い、本格的な味わいに仕上げてくれると人気のガラムマサラ。ですが、いざ使おうと思った時に、切れていた…という場合もありますよね。今回は、そんなガラムマサラの風味は、他のスパイスなどで代用が可能なのかを解説していきます。

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ガラムマサラを構成する味の種類

ガラムマサラは主に以下の味で構成されています。

• 辛さ
• 爽やかさ
• スパイシー
• 甘さ

 

これらを主として3～10種類のスパイスを組み合わせているため、味や香りが近いスパイスを使えば、ガラムマサラの代用品を用意することが可能です。

ガラムマサラがない時の代用品

手元にガラムマサラがない時は、どんなスパイスや調味料で代用が出来るのでしょうか。ここでは、代用品として使用可能なものをご紹介していきます。

クミン

クミンは、ガラムマサラにも入っているスパイスです。強い香りと辛味・苦味が特徴で、料理に香り付けと共に辛みをプラスしたい場合によく使われています。しかしクミン単体では苦味を強く感じてしまうため、コリアンダーやカルダモンなど別のスパイスと合わせて、ガラムマサラの代用に使うのがおすすめです。

チリパウダー

チリパウダーは、ガラムマサラに辛み成分として使用されることが多いスパイスです。唐辛子特有の辛味を追加してくれて、カレーやタンドリーチキンなど辛みが引き立つ料理に使うといっそう美味しく仕上がります。市販のチリパウダーには、クミンやオレガノといった素材が配合されているものもあるため、それを使えばガラムマサラの代用品になるでしょう。

一味唐辛子、七味唐辛子

辛味を足したい場合の代用品になります。特に七味唐辛子は、ゴマや山椒など日本独自の材料が入ったミックススパイスです。風味をプラスしてくれますが、ガラムマサラほどの強い香りのスパイスは入っていないため、あくまで辛みを足す役割となります。

ローリエ

ローリエは肉や魚の臭み消しとして、代表的なスパイスの1つです。強い香りが特長的で、料理への香り付けにも最適。特に煮込み料理に向いているので、普段ガラムマサラで肉や魚の下味をつけている場合は、代用になるでしょう。

カレー粉

スパイスの風味をプラスするのであれば、カレー粉も代用品になります。ただしカレー粉はすでに味が出来上がっているため、料理に使うと全てカレー風味になってしまいます。カレー寄りの味にしたくない場合は、代用品としてはおすすめできません。

オールスパイス

オールスパイスと聞くと、いろいろなスパイスを混ぜたものに思えますが実はひとつのスパイスです。クミン・シナモン・クローブとさまざまなスパイスを混ぜたような香りがするため、そのような名前が付いています。これらの香りは、ガラムマサラでも主となっているので、香り付けしたい場合の代用品として役立つでしょう。

ガラムマサラの代用に向かないもの

身近で用意できるスパイスや調味料の中には、ガラムマサラの代用には向かないものもあります。ここでは、代用がおすすめできない主な調味料をご紹介します。

胡椒

胡椒は私たちの生活で、とても身近な香辛料です。実際にガラムマサラに使用されることも多いのですが、ピリッとする辛味は感じても香りや味を胡椒単体で再現はできません。そのため、ガラムマサラを追加したい料理に単体での代用は向かないといえます。

バジル

ハーブの1種として身近なバジルは、香り付けとしてもよく使われる素材です。ガラムマサラに含まれる、臭み消しなどの爽やかさに代用できそうですが、あまり向いていません。なぜならバジルは濃い味のものと混ざってしまうと香りが消えてしまい、使用した意味が全く無くなってしまうからです。そのためガラムマサラの代用とはなりません。

タバスコ

タバスコは赤唐辛子を原料とした香辛料です。料理に辛みを加えることはできますが、ガラムマサラのようにスパイスの風味までは加えられません。そのため、ガラムマサラのように香りを目的とした使用の代用には出来ない調味料です。

ラー油

ラー油は唐辛子を含んでいるため、辛みのプラスには役立ちます。しかしごま油を使用しているため、ゴマの風味が強い調味料です。そのため、ガラムマサラのスパイシーな香りとは全く異なり、料理の味自体を変えてしまいます。ガラムマサラの代用としては向いていません。

ガラムマサラの代用品は身近なスパイスでも再現可能

ガラムマサラは、もともと数種類のスパイスを組み合わせている香辛料です。そのため味や香りの近いものであれば、代用品となるスパイスが身近にあります。ガラムマサラが手元にない場合は、今回ご紹介したスパイスを参考に、代用品を使って料理を美味しく仕上げてみましょう。